2019年春ドラマ

【きのう何食べた?】3話のあらすじ(ネタバレ)と感想「佳代子(田中美佐子)のコールスロー」



ドラマ「きのう何食べた?」第3話が2019年4月20日(土)に放送されました。
今回で、メインになるキャラクターはほぼ出そろったと言っても良いでしょう。

シロさん(西島秀俊)とケンジ(内野聖陽)のカップルに対をなす小日向(山本耕史)とワタル(ジルベール)の二人です。

意外なところから縁ができて、この二人はここからさきシロさんたちとの良き友人としてのお付き合いが始まるのです。

ここでは、「きのう何食べた?」第3話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の反応(評価評判)を紹介していきます。



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【きのう何食べた?】3話のあらすじ(ネタバレ)

実家詣では苦行

10月某日、シロさん(西島秀俊)は両親が暮らす実家を訪れていました。

彼が育ったその家は、昭和の匂いがそのまま残ったような日本家屋です。

母の久栄さん(梶芽衣子)は和服に割烹着。

久々の息子の来訪に張り切って天ぷらを揚げているところでした。

お土産のエクレアに顔をほころばせながらも、久栄さんは「嬉しいけど…こういうことに気が利きすぎるっていうのも、やっぱりちょっと女の子みたいねぇ…」と伏し目がちにため息をつくのです。

晩御飯の席で、彼女は思いつめた表情で言うのです。

「一緒に暮らしてるボーイフレンドの方はお元気…?」
父の五郎さん(志賀廣太郎)は思わずむせて胸を叩きますが、久栄さんは続けました。

あのね、ずっと考えていたんだけど…史朗さん、これだけは覚えておいて___お母さん、史朗さんさんがゲイでも犯罪者でも…史朗さんの全てを受け入れる覚悟はできているつもりよ…?

フリーズしたシロさんは、それでもあきらめずにお父さんにエクレアを勧めました。

「で、お前はどんな女なら大丈夫なんだ…お前は?」
当たり障りのない会話をしたあとで、唐突に繰り出されたその発言に、シロさんはアルカイックスマイルを浮かべるしかありませんでした。

シロさんの帰宅を待っていたケンジは、消沈して帰ってきた様子を見て心配げに「何かあった?」と尋ねますが、本当のことはとても話せません。
「普通だったよ」というのが精一杯だったのです。

佳代子さんのコールスローサラダ

次の週末、シロさんは佳代子さん(田中美佐子)の台所でひたすらにキャベツの千切りを切っていました。ほうろうの大きなボウルにキャベツとニンジンの千切りをどんどん入れていきます。

今日はコールスローサラダを作っているのです。

佳代子さんは、手を動かしながらもシロさんの愚痴を聞いています。

両親が、ゲイだということを承知の上であっても、それは理解しているとはとてもいいがたいのだという現状。

「俺は犯罪者と同じだし…」

自虐的に言うシロさんに、佳代子さんは言うのです。

行きつけのスーパー中村屋の暴挙ともいうべきキャベツの大安売りに「キャベツ二個でも200円、3個でも200円てあんまりじゃない?同じ値段なら三個もらうわよね!」と。

結果、丸ごと一個をコールスローにして富永家とシロさんでシェアすることになったのです。

ニンジン一本分の千切りを加え、味付けはドレッシングビネガーとマヨネーズ、砂糖を加えてかき混ぜて30分放置、キャベツがぺしゃんこになったら塩と胡椒で味を調えて出来上がり!というシンプルなもの。

佳代子さんは料理をすることで嫌なこともリセットできちゃう!という人です。

シロさんは思わず「うちの母も佳代子さんくらいの距離感でいてくれたら、って思いますよ…」と愚痴をこぼしてしまいました。

「別にゲイを理解してくれとは言わないから、せめて普通にしてて欲しい」

が、間髪入れずに帰ってきた佳代子の答えは「それはちょっと無理なんじゃない?」とばっさり。

「筧さんは私にとって他人じゃない?家族じゃないもの。私だって娘がレズだって言ったら冷静でいられるか自信ない…」

「そういうものですか?」と言うと「そうよ」とさらりと答える佳代子さん。

その距離感は不思議とシロさんの胸に落ちるのです。

小日向という男

コールスローサラダが仕上がり、佳代子さんが器に取り分けているところに富永さん(矢柴俊博)がテニス仲間を引き連れて帰ってきました。

こんなノリもいつものことなので、佳代子さんは動じません。

富永さんはシロさんがいると思ってわざわざ仲間を連れてきた、というのです。

そこで一人の男を紹介されました。

小日向(山本耕史)という彼を引き合わせて富永さんは「ゲイ同士仲良く友達になれるかなーって!」とさらりと言うのです。

ピザとコールスローのランチは思いのほか盛り上がっていましたが、その席の片隅で小日向はシロさんの隣に座って話し始めたのです。

「ゲイ同士だから仲良くなれるかもって、富永さんもあんまりだ…でもせっかくなので___僕の哀しい話を聞いてもらえませんか?」

その様子に、神妙な表情になってしまったシロさんですが。

富永の語る身の上話は如何せん不条理なものでした。

美少年ジルベール…?

小日向さんは一緒に暮らしている恋人ワタルを「ジルベールみたいな美少年をイメージしてください」と言います。

ワタルは、小日向の帰りが遅いとドアにチェーンをかけて締め出す、というのです。

シロさんは手元のスマホで“ジルベール”を検索し、竹宮恵子の名作「風と木の歌」の主人公の画像を見て驚いていました。

そして思わず妄想するのです。

寒い日の夜中に締め出されてしまった小日向を責める金髪の美少年…哀願する小日向に詰めたくドアを閉めるワタル…「ね、酷い話でしょ?」と続ける小日向に、ようやく気付いたシロさんが言うのです。

「小日向さん、あなた今長々と二人の楽しいプレイの話を聞かせましたね?」

そんな二人を見て、富永は満足げ。

押しの強い小日向は連絡先の交換をし、今度食事でも、とシロさんを誘うのでした。

その日の晩御飯はチーズでコクを出した鶏もも肉のトマト煮とコールスローサラダです。

ケンジはなにを食べても「美味しい!」と喜んでいます。

次の土曜日に、シロさんは依頼人の今田さん(佐藤仁美)の付き添いで遊園地に行くことになりました。

今田さんの元夫に売り言葉に買い言葉で言い出したミッションですが、バカだよなぁ、と自嘲気味に言うのです。

そこに、実家からの電話がかかってきました。
お父さんの悟朗さんが、人間ドックに引っ掛かり、食道がんが発覚したのです。

気遣うケンジは「俺何かできること、あるかな…」と問うのですが、今のところは大丈夫、と答えるのです。

しょっぱいランチタイム

さて、遊園地に行く朝、シロさんはお弁当を作ります。

仕事に行くケンジにも同じお弁当を用意したら、お出かけです。

変装した今田さんは遠くに息子の大樹くんをみつけて涙ぐみました。

飛び出しそうになるところをシロさんが抑えるのですが、その病的な衝動はなかなか収まりません。

しかし彼が用意してきたお弁当を見て、今田さんは驚き、大喜びです。

美味しい!と喜びながらも、元夫と新しい妻の間で可愛がられ、自分の手が届かない息子の様子に、今田さんは涙をこぼすのです。

テラスで号泣する様子に、周囲はドン引きしますが、その気配を元夫らに気づかせないように、シロさんは奮闘していました。

ちょうどその頃、ケンジもお昼休みでシロさん特製のお弁当を食べ始めていました。

「円満だねぇ、羨ましいねぇ」という店長(マキタスポーツ)に「奥さんとはどうなの?」と聞いてみたケンジですが。

“夫婦”として“家族”として、普段そっけなくても、大事な話をしてくれるならそれで良いじゃん…彼は、実家から戻った時のシロさんの様子がどうにも引っかかって頭から離れなかったのです。

心を分かち合うこと

今田さんは、自分が心を病んでいて、普通じゃない、ということを痛いほど理解していました。

家族ですらまともに相手をしてくれないのに、シロさんがちゃんと対応してくれた…気持ちがしんどい時って、誰か一人でも話を聞いてくれる人がいると安心するんですね。

その言葉に、シロさんはふっとケンジの問いかけを思い出しました。
「俺、なんかできることあるかな…?」

帰宅した彼は、晩御飯の支度を始めながら言うのです。

「あのさぁ、ケンジ。おやじのことでこれから先、なんかあった時に…話聞いてくれるかな?聞いてくれるだけで良いんだ」
その言葉に、ケンジは眼に涙をためて「聞くよぉ、シロさん!」と答えるのでした。

そして、次週、悟朗さんは手術を受けることになるのです。



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【きのう何食べた?】3話の感想

「再現度が半端ない…!」と改めて思った第3話。

シロさんにとってはいろいろ複雑な思いが去来する両親との会話、そして佳代子さんがあっさりと“他人”と“家族”の距離感の違いを論破してくれるというシーンは、原作でも名場面として知られています。

思いつめた様子で「ゲイでも犯罪者でも…」などと口走ってしまう久栄さん(梶芽衣子)や、「どんな女ならいいんだ、お前は?」と悪気なく聞いてしまう悟朗さん(志賀廣太郎)。

世代間のギャップもあるでしょうし、ゲイであるということのその先を理解できない、超えられないものの大きさにうんざりするシロさんでしたが。

ひたすらキャベツを刻むことで、少しずつそのストレスが霧散していくのを自覚していくのです。

そして、今田さんの遊園地のシーン。

やっと会えた息子は、しかし新しいお母さんになついており、もう二度と自分の手元には戻ってこないのだ、という哀しみを、佐藤仁美さんが演じています。

この後、小さな救いが彼女に訪れるのですが、ドラマでもそのシーンを入れてくれると嬉しいなぁ、と思います。

さて、ジルベール(笑)。

今回は妄想のジルベールしか出てきませんでしたね。
次回には恐らく磯村勇斗さんのワタルが登場します。

小日向が彼を“ジルベール”と呼ぶにはちゃんと訳があるのです。

そのあたりも、美化した記憶や妄想が炸裂して正視できない面白いことになるんじゃないだろうか、と考えるとニヤニヤしたくなりますね。

この小日向とワタルは、これから先シロさんとケンジの良い友になっていくのです。



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【きのう何食べた?】3話の評価評判

まとめ

今回佳代子さんとシロさんが山のように刻んだキャベツで作ったコールスロー。

簡単なのに、某有名ファストフードのよりおいしい!と評判です。

コツはお砂糖を入れること。

原作のレシピでお砂糖が入っていたので驚いたのですが、味が全然変わります。

サラダとは言え、マヨネーズに砂糖ですから、カロリーは決して低くないのですが、美味しくたっぷりキャベツを味わえる、という意味ではいいレシピだと思っています。

さて…残念!今日のジルベールは妄想のなかのジルベールちゃんだったので、磯村勇斗くんではありませんでした。

小日向はもっとガチムチで大きな人のイメージですが、山本耕史さんが表情を変えずにのろけを垂れ流すところは“お
お!”と思ってしまいました。

キャスティングも凄いけど、演出…素晴らしいです。



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