2019年春ドラマ

【きのう何食べた?】7話のあらすじ(ネタバレ)と感想「ケンジ(内野聖陽)の理想」



ドラマ「きのう何食べた?」第7話が2019年5月17日(土)に放送されました。

やっと現れた本物のジルベール___ことワタル(磯村勇斗)。

今回はシロさん(西島秀俊)とケンジ(内野聖陽)、そして小日向(山本耕史)とワタルの4名が一堂に会します。

ダブルデートというか、食事会?

原作にも出てきたあのケーキも登場します。

ジルベール・ワタルが評したシロさんの本質にも注目です。

ここでは、「きのう何食べた?」第7話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の反応(評価評判)を紹介していきます。



スポンサーリンク


【きのう何食べた?】7話のあらすじ(ネタバレ)

初めてのダブルデート

季節は6月。

シロさんは、ケンジを連れて小日向とジルベール(ワタル)との食事会に来ていました。
周囲の客たちも男性ばかりで、心おきなくくつろげる雰囲気です。

「改めまして…ケンジです。初めまして」

小日向が「ようやくお会いできましたね」と渋く言うと、ケンジはにっこり笑いながら、心の中で(小日向さん、男っぽくていい感じ♡)とつぶやきました。

「お二人のことは、シロさんからよく聞いていました」

するとジルベールが小日向に制止されても気にせず、容赦のない突っ込みを入れたのです。
「えー?どんなふうに?ネタにされたりしてない?」

その様子に、ケンジは(ほんと、聞いてたまんま…)と観察しながらも、お近づきの印!として入浴剤をプレゼントしたのです。

「こういうの大好き!」と喜んでいるワタルに小日向が「こっちが似合いそう」と言うと、二人の間で小さな諍いが起こりました。
「大ちゃん最近何でも譲ればいいと思ってない?めんどくさいと思ってない?」

やっぱり、ジルベール・ワタルは食えないやつでした。

小日向の名刺

いつも黒づくめ正体不明の小日向の実態は、大手芸能プロの社員、タレントのマネジメントをする人でした。

彼がワタルの理不尽や我儘に翻弄されても忍耐強くいられるのは、その職業柄(タレントを守るためにじっと待ったり我慢したり…)だったのか、とシロさんは納得したのです。

感心していたシロさんが名刺の裏をひっくり返してみると、ずらりと並ぶ多くの名前。

小日向さんが担当しているタレントさんたちのものでしたが。

その中の一人、現在も活躍中の女優・三谷まみの名前を聞いてシロさんは急激にテンションをあげました。

「まみは、15年位マネージャーで付いてました」
「マ ジ で?!」

見たことのない表情のシロさんに驚いてケンジはその顔を凝視しました。

「俺、大ファンなんですよ!」
その様子に、ワタルも考えをめぐらすような眼をしていました。

「三谷まみがデビューした時の衝撃と言ったらもう!!
あのポニーテールのおくれ毛!
あれ反則!
あれは罪ですよ…!
こないだの大河ドラマも良かったなぁ。
俺、あんまりテレビ見る方ではないんですが、アレ、良かったですよねっ!」

ケンジも呆然とその言葉を聞いている中で、ワタルが巨大な爆弾を炸裂させました。

「筧さんてさ、バイなの?」

フリーズした3人。

「女も好きなの?」

ぎょっとしたシロさんと、動揺するケンジ。
何故なら、過去にその問題で二人は揉めたことがあったからです。

シロさんは否定して「ゲイでも女の子のアイドルのファンているじゃないですか」と畳みかけますが。

「でもなぁ…シロさんの好みの女の子アイドルって、ベタにノンケの男の子たちが好きそうなタイプなんだよねぇ」

ケンジが少しやさぐれて言うと、小日向もふっと追撃しました。

「確かに、三谷まみはゲイ受けするタイプじゃないですね」

シロさんは「でもバイじゃないんだって!」と否定しますが、さらにワタルは言うのです。

食えない男

なんか、筧さんてさ、見た目も話し方も中身も全然ゲイっぽくない___全部はずれてる。

「どうせ俺はど真ん中にはなれませんよ」

でもそれって、便利だよね。

ゲイって、ゲイでいるためにいろんなウソをつかなきゃいけない。

学生のときなんか、好きな女の子のタイプとか、芸能人ならだれがいいとか…どういうファッションがいいとか、そういう話。

たいていのゲイは、全部ウソをつかなきゃいけないから、すごく苦しいんだよね。

そのワタルの言葉に、ケンジも小日向も思い当たることがあったのか…“ああ…”という顔をしました。
「筧さんて、自分がゲイだってこと意外、ほとんどウソついたことないでしょ?」

ケンジはハッとしてシロさんの顔を見ました。

「まぁ、そうかも」

自分が何か悪いことをしているわけでもないのに、だんだん居心地が悪くなっていくのを感じているシロさんに「そう考えると、シロさんてちょっとズルいかも」とケンジが言うのです。

「俺なんて昔から男の子のアイドルが好きだし、ピンク好きだし、仕草や言葉にも出ちゃうし…」

「お前、全然隠してないだろ?」

「そんなことない。俺だって高校の頃までは隠したり、悩んだりしてたよ」

オレンジのカクテルを飲むケンジを複雑そうに見つめるシロさんに、ワタルの追撃はやみません。

「筧さん、今でもゲイであることを隠してるんだ?!」

「まぁ、職場では…」

「そっか!筧さんみたいなタイプって、普段が普通だから、いざカミングアウトするとなるとめちゃくちゃハードル上がっちゃうんだ?!」

小日向も眉間にしわを寄せて「周りは、一ミリもゲイだとは思っていないでしょうしねぇ」と呟きます。

シロさんは形勢不利になってきたことを悟って、口がへの字に曲がってきました。

「それも面倒っちゃ面倒か…ね?」
そんなふうにワタルに翻弄されるシロさんの珍しい姿を見て、ケンジは少しニヤニヤと笑ってしまうのです。

店を後にして二人で街を歩いていると、ケンジの歩調が軽やかで、上機嫌だということが伝わってきました。

2対2の食事なんて初めて。
しかも外で!

「ああ、すっごい楽しかった!」

「でもあのジルベール・ワタルはやっぱ食えないやつだったろ?」

「俺、嫌いじゃないよ、ああいう子」

その時突然空が光り、雷鳴が轟きました。
思わずシロさんの腕に縋りつくケンジ。

「降ってくるぞ、早く帰ろう!」

それは、次の物語の序章だったのです。

介抱する男、される男

その翌日、予約が入っていないスタッフは上がって良いと店長(マキタスポーツ)に言われ、ケンジは「ホントに?ありがたぁい!」と嬉々として帰り支度を始めます。

「どうしたの?今日はずっとニヤニヤしてない?」

「実はね、今日シロさんが風邪ひいて寝てるの。昨日の雨で冷えちゃったみたいで」

嬉しそうに話すケンジにスタッフが「それが何で良いことなんですか?彼氏さんしんどいだけじゃないですか」と言うのですが。

「俺って、尽くすタイプでしょ?でもシロさん、基本何でもできる人だから、何もさせてもらえないわけよ。思う存分お世話できるって思うと!もーお嬉しくって嬉しくって!」

今にも踊り出しそうなケンジに呆れる周囲でしたが、ケンジはこれからやることで頭がいっぱいになっていました。

「まずは、買い物…スーパーの前にドラッグストア…それから…___待ってて、シロさん!」

いつになく弱っているシロさんは、夕方になってまた熱が上がってきてぐったり。

「冷え冷えシート買ってきたよ」というケンジは、シロさんが自分でやるのを押し止めてぺたりとその額にはりつけ、かいがいしく介抱し始めるのです。

「食欲あるかなぁ…、あ、その前に水枕!」

存分にシロさんをいじれるケンジは満面の笑顔でした。

(ケンジ、お前…絶対楽しんでるだろ?!)と言いたいけれど、それすらもしんどいシロさんに「シロさん、良いんだよ、お礼なんて!今、晩御飯作るからね!」とケンジは言うのです。

どんぐりコロコロ?

ケンジがシロさん愛用のエプロンを借りて台所に入りました。

風邪っぴきのシロさんにあれもこれも食べさせたい、と脳内シミュレーションして買い物をしてきたのです。

その作業風景のBGMは軽快な「どんぐりコロコロ」のメロディです。
まるで、ケンジの胸のときめきをそのまま表したような曲にノッて、彼は料理を始めたのです。

ほうれん草を洗う水音に、シロさんは「ケンジ、水!水出しすぎ!」と実は気が気ではありません。

テレビで見た卵焼きにチャレンジしながらも、じゅわんと凄い音がするその様子に「ひゃぁあああ」と声をあげてしまうケンジ。
シロさんはそんな声や物音に落ち着いて眠れません。

思うようにいかず、半泣きになったケンジが懸命に作った卵焼きは、不格好ながらもジューシーな出来栄えでした。

ほうれん草の白和えもなかなかです。

仕上げは卵雑炊。

鶏もも肉は一枚全部入れてしまいましたが、シロさんはその様子に「病人の雑炊ごときに鶏もも肉を一枚入れるなんて…モモは高いんだぞモモは!」と微妙にイライラしてきましたが…彼も今は口にする余力がないのです。

仕上げに三つ葉を入れようとして…生の鶏肉を切ったまな板だ、ということに思わず起き上がってしまったシロさんでしたが。

ケンジもちゃんと気づいた様子に、脱力してベッドに倒れ込むのでした。

(手際が悪い…ていうか、気になって眠れない…!)

しかし、作りたいものを全てコンプリートしたケンジは満面の笑顔で呼びかけます。
「シロさん!ご飯できたよー!」

ケンジのトリセツ

食卓に並ぶだし巻き卵、卵雑炊、そしてほうれん草の白和え。

卵のメニュー被りにひと言物申したい気分のシロさんでしたが。

「どう?食べれそう?」と上目遣いのケンジに、「いただきます」と手を合わせて箸を取るのでした。

(このだし巻き…結構美味いなぁ)

まるで採点される生徒のような表情のケンジ。

卵雑炊もなかなかです。

「このだし巻き、確かに手際の悪さは見た目に現れてるけど、食感も味も良いよ」

及第点をもらえたと思ったら…。

「雑炊は…おまえ、貴重な鳥のモモ肉一枚全部使ったろ?」

ゴメン、と謝るケンジに「でも、そうすれば自然とタンパク質が口に入るし…食欲ない時には良いのかもな」と言うのです。

「ありがとう、ケンジ」
その言葉に安堵して、ケンジも食べ始めるのですが、実はシロさん、風邪であまり味が良く解っていませんでした。

着替えや、部屋の空気の入れ替えにバタバタするケンジを見て、シロさんは不思議そう。

「ケンジ、なんでそんなに俺の世話なんか焼きたがるんだろう?」

シロさんは、言いたいことの全てを吐き出してケンジを悲しませることはしなくなりましたが。
それでもケンジのトリセツの理解度はまだ7割程度といったところで、彼の内側にある“乙女”な部分についてはまだまだ謎が多かったようです。

復活のシロさんとケンジの理想

数日後、あの店で再び4人が顔を合わせました。

小日向はシロさんにお見舞いを兼ねて一通の封筒をよこしたのです。

後から合流したケンジはちょっと不機嫌そうなワタルの様子に気づきました。

「だって!大ちゃん(小日向)が筧さんと二人で会うのって、嫌じゃん」

「心配しすぎだって、僕はワタル君一筋だって…!」
「わかんないよそんなの!証明してみせてよ!」

ケンジが割って入ろうとすると、シロさんが、これは彼らの安定のプレイなのだと囁くのです。

食事が始まり、酒も入ってワタルの口が滑らかになってきた頃、彼はまたまた爆弾を投下しました。

「筧さんて、今までどんな人と付き合ってきたの?」

フリーズする二人に、「何よぉ!おっさん二人が躊躇するような話じゃないでしょ?」と畳みかけるワタル。

「じゃあ、ざっとまとめると、どんな人がタイプ?」
彼は全く引くことをしません。

「どっちかって言うと、無口で、何考えてるかわからないタイプ…いい人そうって言うよりは、ちょっと冷たそうな」

それって、全部ケンちゃんとは正反対!とワタルは笑うのです。
呆然とするケンジ、そして思わぬ方向に転がり出した話に困惑するシロさん。

「ワタル君…そんないい方しちゃうと角が立つ…」
小日向もたしなめますが、ワタルの口は止まりません。

「でも、アレかぁ…それでもケンちゃんを選んだってことは、かなり愛されてるってことだよね」

その言葉に、その前とは違う意味で泣きそうな顔になるケンジ。

「そうだよね!好みじゃないのに付き合ってるんだもんね!やだ、もう、嬉しい~~~!」

ケンジはワタルの髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜて喜びを炸裂させました。

ジルベール・ワタル!
天然の小悪魔なのか、それとも底意地が悪いのか…わからん!

シロさんは困惑し、上目遣いにワタルを一瞬にらみましたが、彼は気づきません。

「そういうケンちゃんは、どういうタイプが好きなの?」

自分に向けられた質問に、とろけそうな顔をして答えるケンジ。

「俺?俺はねぇ…シティハンターの冴羽遼」
え?シティハンター?異次元の人?

困惑する三人に、ケンジは力説します。

「いーたーの!」
隣にいるシロさんの腕を引き寄せるケンジ。

「ここに、三次元の冴羽遼が!」

うっとりするケンジはドン引きする周囲をものともせずに続けました。
「シロさんと初めて会った時にわかったの!ここに俺の遼ちゃんがいた!…って」

シロさんの肩に顔をうずめるケンジに、小日向とワタルは何とも言えない表情を浮かべていましたが、それを見るシロさんも(似てないって思ってる…全力で思ってる…!)といたたまれなさに顔を引きつらせるのでした。

バナナのパウンドケーキ

小日向が風邪見舞いにくれた生姜パウダーが思いのほか高価なものだったことに気づいて、シロさんはお返しに、とその夜ケーキを焼き始めました。

オーブンからはバナナとバターの焦げる甘いいい匂いが漂ってきます。

これは、家で作らないと味わえない多幸感です。

焼きあがったバナナのパウンドケーキ二本、一本はケンジと自分のためだったので、さっそく切り分けて焼き上がりを楽しむシロさんでした。

このくらいのお礼の方が、負担にならないだろ、と言う彼。

「俺さ、お前のああいうところ、見習わなきゃって思ってるんだよね」

シロさんが言うのは、初めてのダブルデートの時のケンジのお土産のこと。

「気が利くっていうか、相手の重荷にならない気遣いをさらっとするだろ?」と。

「なんか、最近…シロさんがちょっとだけ”こっち側”にきてくれてる気がして、嬉しいよ」

小日向さんたちに頻繁に会ったり、お返し作ったり。

「ああ、でもワタル君て、意外といい子だと思わない?」
「え~?そうかぁ?」
「だって、実はシロさんが俺のことすごーく愛してるって、言ってくれたでしょ?シロさんの口から絶対そんなこと聞けないから、言ってもらえてうれしかった」

照れながら言うケンジに、内心(そういう話をつるっとされるから嫌なんだよ!)と思ってしまったシロさん。

「うーん、甘~い、幸せ~!」

しかし、確かにシロさんにとっても、どうしてケンジが自分のことが好きになったかという理由を始めて理解したわけです。
(なんてことはない…俺に一目惚れだったわけだ)

思わず笑顔になったことをいぶかしむケンジが発見してしまった白い封筒。
それは小日向からもらったもう一つのプレゼントだったのです。

三谷まみのディナーショーのチケット…それはまたケンジのヤキモチを煽ることになってしまうのです。



スポンサーリンク


【きのう何食べた?】7話の感想

凄い!

原作大好きだからそらんじるほど読んでいますが、それがもう5割増しくらいの破壊力で迫ってくる感じ!

ジルベールの子憎たらしさと、翻弄されながらも小さな笑いのツボを刺激してくれる小日向さんは素晴らしい組み合わせになっています。

原作だともっとごつい人のイメージだった小日向ですが、そこに柔和さと洗練が入り混じって、いい具合に昇華されているなと感じました。

山本耕史さん、さすがのお芝居です。

そして、冴羽遼。

ケンちゃんがその理想をうっとりと語っているシーンは原作でも周囲をドン引きさせましたが。

今の見た目だと、内野さんの方が遼のコスプレが似合いそうだよな、と思ってしまいます。

しかし、乙女全開でラブラブモードを炸裂させている内田版ケンジはとても可愛らしくて良い!

困惑しながらも、心を開いていくシロさんは、少しずつその人生が豊かになり始めていることにまだよく気づいていません。

どうしてお“互い”だったのか。

恋愛を突き抜けて家族になりつつあるシロさんとケンジは、それでもまだ全てを知り尽くしているわけでもありません。

そんな中で、引っ掻き回しながらも良い刺激を与えてくれるジルベール・ワタルと小日向は、彼らにとって欠かせない友人となっていくのです。



スポンサーリンク


【きのう何食べた?】7話の評価評判


ジルベールと小日向のドン引きした目が凄い!


…まさか、正名僕蔵さんと菅原大吉さんであの二人をやるなんて…このお話、とても好きなので、丁寧に作ってくださって嬉しい!

まとめ

物凄い密度の7話でしたが。

次回もまた新たなキャラが登場します。

ケンジのゲイ友達・ヨシくん(正名僕蔵)とその彼氏・テツさん(菅原大吉)ですが。

彼らはある事情からシロさんを頼ることになります。

ゲイとして生きる上で避けては通れない法律の壁。

そして彼らの想いを、シロさんがどう汲んでいくことになるのか…。

今回、ケンジが「ちょっとだけこっち側に来てくれた」と感じたシロさん。
彼の中でも少しずついろいろな影響を受けて変化が起こり始めていたのです。

この話、原作の長い流れの中でも私はとても好きで。

しかしキャラクターが難しいので実写で見られるとは思っていませんでした。

お二人ともとても好きな役者さんなので嬉しいです。

LGBTの多くが抱えている問題の一端を、おそらくはさらりと描いてくれることでしょう。

理解するとか、しないとか、できるとかできないとか…そういうことは抜きにしても、「こんなことが世の中にはあるんだ」という話を、知らしめることができるのは、悪くない。
そう思います。

今回のバナナのパウンドケーキ。

そして次回の筑前煮!

いずれも簡単でとても美味しいですよ。

卵焼きは「ためしてガッテン」のレシピだそうです!



スポンサーリンク