2019年春ドラマ

【きのう何食べた?】9話のあらすじ(ネタバレ)と感想「ケンジ(内野聖陽)の幸福論」



ドラマ「きのう何食べた?」第9話が2019年6月8日(土)に放送されました。

同期の結婚式に参加したシロさん(西島秀俊)。

貴重な独身イケメン弁護士ということで女性陣の猛アタックに辟易して帰宅。

その勢いで「虫除け」の指輪が欲しい…と思わずケンジに「お揃いで指輪を買ってやるって言ったらどうする?」と口走ってしまうのです。

乙女なケンジ(内野聖陽)がそんな提案に食いつかないわけがありません。

ここでは、「きのう何食べた?」第9話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の反応(評価評判)を紹介していきます。



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【きのう何食べた?】9話のあらすじ(ネタバレ)

“虫除け”が欲しい

その年の9月。

同期の結婚披露宴で、全く悪気のない新郎(バッファロー吾郎A)が独身で同期で同い年とバラした瞬間からドレスアップした女性らの猛アタックをうけたシロさん。

周囲の呑気な同世代の男たちの左手薬指にあったのは指輪!

「ああ!俺は今あれが猛烈に欲しい!」

珍しく、シロさんに物欲が炸裂していました。

ちょうどそのころ。

居酒屋の片隅で、ケンジは友人でもある店長(マキタスポーツ)に相談されていました。

「浮気がバレたぁ?!」
「しかも中学生の娘に…」

よりによって、その相手は店の客の妹島さんだというのです。

渋谷でデートしているところを偶然見られてしまった、という店長。

「娘さん、可哀そう…!でもヒロちゃんのことだから、シラ切りとおしたんでしょ?」
「それは当たり前。お客さんと買い物してただけ!って。それは基本中の基本ですから」
「なら一応、オチはついてるじゃない?」
「それでも先々、もしも決定的なぼろがでたら、キツイなぁって思って…俺、これでもずっと良いお父さんやってたわけよ…」

店長の言いたいことも解らなくはありませんが、それでもケンジは渋い顔になってしまうのです。

「そんなの、浮気しなきゃ良いだけの話でしょうが」
「正論言うなよ!夫婦なんてさ、わびしいもんなんだぜ?
無性に寂しくなる時もあるしさ」

「ヒロちゃんさぁ、確かに俺は人のことは言えないよ?
若い時は浮気もしたし、嘘もついた。
ヒロちゃんの気持ちも、わかるとこ沢山ある。
無性に寂しいとかさ。
でも、それでもやっぱり言っちゃうけどさ。
俺ヒロちゃんの全面的な味方じゃないからね。
わかってる?
自分がすっごく恵まれてるって?
別れるつもりが無いなら、パートナーは大事にしなよ?」

ケンジ、穏やかにではありますが、ド正論です。

空腹のシロさん

披露宴では女性にべったりとタゲられて殆ど食べるモノにありつけなかったシロさん。

帰宅したらまだケンジは帰っておらず、ソファにへたり込む始末です。

「あーーーー…疲れたぁ…腹減った…何か作るか…ああめんどくせえなぁ…」

ケンジがいないと、超適当なシロさんの料理。
空腹に耐えかねて作ったのはケチャップを使い切るためのナポリタンでした。

コンロの前で手を動かしていると憮然としていた口元がだんだん緩んできます。

残り物の切り干し大根も副菜に添えて、いただきます!と手を合わせて食べ始めると、ニヤついてしまうシロさんです。

自分で作ると具沢山にできるのが良いなぁ、と心の声。

しかし、過去を振り返っても、一人飯の時にはパスタやカレーと言った炭水化物メインのメニューにブロッコリーを茹でる程度という簡単さだったな、と思い返すシロさん。

今のようにちまちまと品数の多い食事を作るようになったのは、ケンジがいるからなのだ、と再確認してしまいました。

(そう考えると、あいつの存在って、結構大事___つくづく健康に良いな!)
こういう時も素直じゃないシロさんです。

指輪にまつわるロマンと現実

ケンジが帰ってきてようやくほっとする時間が訪れました。

「結婚式だから遅くまで飲んでくるかと思った」

「なんかな、もうみんな良い年だしなぁ。」

ケンジのお腹がぐう!っと鳴りました。

とても食事をしてくる雰囲気ではなかったのです。

「切り干し大根と、ご飯ならあるけど」

そう言って台所に立つシロさん。

冷凍ご飯が少なめなのに気づいて、ご飯を大ぶりのお椀に入れて、梅干しを叩いて、ワサビとゴマ、もみのりをトッピングして昆布茶を注ぐ簡単なお茶漬けです。

「美味しい!」
「そっか…」

食べながら、ケンジは「まいっちゃったよ…」と今日のことを話し始めました。

愚痴いっぱい聞いて、食うに食えなくて…でもうちで食べるご飯が一番おいしい!とケンジは笑顔で言いました。

「なぁ、ケンジ。
お前もうすぐ誕生日だろ?」

お茶漬けをかっ込みながら、ケンジはうなずきました。

「俺とおそろいで指輪買ってやる…つったら、どうする?」

余りの衝撃で、ケンジは口からご飯粒をポロリとこぼし、フリーズしてしまったのです。

心臓が、止まったかと思われるほどの沈黙でした。

「うっそ!欲しい!ちょーーーーー欲しい!!!…でもなんで?どういう心境の変化?!」
「結婚式の二次会で結界が欲しい。アレ着けるだけで面倒から逃げられるなら安いもんだ!」

思わず言ってしまったその言葉に、ケンジの態度は急変しました。

「シロさん、今日はモテモテだったんだ?」
「勘違いすんなよ!」

箸でつつく切り干し大根の扱いもぞんざい極まりなく口に放り込むようになりました。

「でもまぁ、理由はどうあれ、欲しい~欲しい欲しい~!ちょうだい!指輪!!!」
「ああ、じゃあ買ってくるからサイズ教えてくれ」
「へ?」

シロさんのロマンもへったくれもない言いように、ケンジは愕然としました。

「二人で宝飾店に行くのもなんだから、俺が買ってくるよ。デザインは何でもいいだろ?」
「でも俺、自分の薬指のサイズが何号なんて知らないよ?」

確かに、シロさんも自分の指輪のサイズなどこれまでの人生で一度も気にしたことはありませんでした。

「ああ、じゃあこうすればいい!」

シロさんは“うまいことを思いついた”と言わんばかりに熱弁を振るいます。

ケンジが一人で買いに行って、好きなのを選べばいい。
それを俺が時々借りれば、一つで済む、と。

ケンジはそれを冷ややかな表情で見つめました。

指輪のサイズは人それぞれ全く違うし、シロさんは指細いし。

そもそも結婚式の二次会で結界を張るためのものなのに、そんなサイズの合わない指輪をしているのを見て、女たちが納得するわけがない、と。

「まったく意味がない、それこそ逆効果だからね!」

ケンジの勢いに押されてシロさんドン引き気味ですが、こんなことはめったにないので、ケンジ、押し切りました。

「じゃあ来週の火曜日の夜、指輪見に行くの、決まりね?決まりね?!」
「…はい」

珍しく主導権を握られてしまっているシロさんでした。

一緒に食べる人

その日、事務所で大先生(高畑淳子)がその月の業務のリストを見て志乃さん(中村ゆりか)と話している声が聞こえました。

「今月の新規の依頼って、これだけ?」
「件数少ない?割と忙しかったけどなぁ」

若先生(チャンカワイ)が言いましたが、問題はそこではなかったようです。

「そうじゃなくって、離婚案件ばかりなのよ。他の相談内容が一つもないのよね」
「やっぱり、誰かとずっと一緒にいるって、大変なんですかね?」

一番若い志乃さんが“こんな数字、不安しかないですよ?”とぼやきます。

「そんなことないと思うよ、家族仲良くやってる人もいるんだし」

シロさんが若先生に話を振ると…。

「筧先生が羨ましくなる時もあるよ?一人が良いなぁって」
「人それぞれ!結婚も離婚も好きにすればいいと思うわ」

大先生は、同業者だったご主人を若いころに病気で亡くしているのです。

「でも、何だろうなぁ…時々、うちで一人で食べるご飯が、ちょっと寂しい時もあるのよねぇ」

息子である若先生にもその言葉は意外だったようですが。

「筧先生には、一緒にご飯を食べる人がいるのよね?」

思いがけず飛んできた大先生の変化球に、シロさんは戸惑います。

「良いじゃない?素敵なことよ!」
彼女はそう言ってにっこり笑いました。

炸裂する乙女心

「うーん!どうしよう~!これとコレと…やっぱこれかなぁ…」

ケンジは宝飾店のガラスケースの前でとっかえひっかえ、好みの指輪を試着しまくって候補を二つに絞り込みましたが、そこで盛大に悩んでいました。

「すっごくお似合いですよ!」
「ホントぉ~?ん~~~あ~~~迷うぅぅ」

お店のスタッフが背後で気配を消していたシロさんにも声を掛けました。

「お連れ様は、どちらがお好みですか?」

まさか声を掛けられるとは思っていなかったので、シロさんはたじろぎました。

「へっ?!」
「ご一緒につけるものですから、お連れ様の好みも多少おっしゃった方が」

ケンジはここぞとばかりにシロさんににじり寄ります。

「どっちが良いかなぁ~?」

人前でいちゃつけるシチュエーションなどめったにないことから、ケンジは満面の笑顔ですが、シロさんは能面のようになっていきました。

「ごめんなさぁい、もう一回あっちの試してみてもいい?」
「もちろんです!」
「ゴージャスなのがいいか…シンプルで上品なのがいいか…ああどうしよう、迷うぅぅぅ~!」

そこでシロさんはあることに気づきました。

「お前、わざとやって楽しんでるだろ?」
「当たり前じゃん、この時間を楽しまなくて、いつ楽しむの?!」
「ねぇ?」とふられたスタッフさんも「ええ!」と同意して、シロさんは孤立無援の状態です。

日付とイニシャルを刻印するサービスがあると聞いて、ケンジはノリノリです。

二人のイニシャルも、というケンジ。
日付だけでいい、というシロさんに「ダメ!絶対に入れる!!!」と滅多にない強さでぐいぐいと押しまくります。

ケンジが20号、シロさんが14号。
ピッタリのものをあつらえてケンジは大満足です。

シロさんは店で品定めをしている他のカップルにどう見られているのかが気になって仕方がありませんでしたが。

「あの、ここって、男性同士で買いに来る人もいますよね?」

ケンジはそんなシロさんの気持ちも解りつつ、今日は攻めまくります。

「ええ!よくいらっしゃいます!」

スタッフのお姉さんもそんな客の心理をよく心得ています。

「ほら、だから大丈夫だって!
それにこういう時って、二人の世界に入ってるから、他のカップルのことなんか目に入らないんだって!」

ケンジは人前で堂々と腕を絡められて、とても満ち足りた笑顔を浮かべていました。

「わかったよ!」
シロさんも、ぎこちないながらもそんなケンジを受け入れようとしているかのようでした。

パートナーシップのありよう

「指輪ねぇ…そんなに嬉しいもん?」

「当たり前でしょ?」

店の中で、店長が腕組みをしてケンジの浮かれた足取りを揶揄するように言いました。

「ヒロちゃんもたまには奥さんにプレゼントしたら?」
「バカ、今プレゼントなんかしたら浮気認めちゃうようなもんじゃない?大体さ、好みが難しいんだよ。微妙なアクセサリーなんかプレゼントしたら平気で“返してこい”って言われるんだもん」
「…そうなの?俺だったら、何もらっても嬉しいけどなぁ」
「ケンちゃんが奥さんだったら、俺も幸せだろうなぁ」
「俺、ヒロちゃんが旦那さんなんてヤダ!」
「俺だってやだよ…そうじゃなくて、ケンちゃんがパートナーで、シロさんがシアワセだな、って…そういう話!」
「そうかなぁ…?」
「うん」
長年の友人ならではの会話は、これもまた一つのパートナーシップの形でした。

いつも通りの夕食の仕込みの時間。

米櫃の蓋を開けて“米がない!”と愕然とするシロさん。

「俺としたことが!」

慌てて冷蔵庫を探り、パスタと温かい汁ものにしよう、と決めたのです。

トマトとベーコン…ミネストローネ!
具沢山のスープはあっという間に仕込みが終わります。

残りは蕪のサラダとパスタ。
蕪の葉っぱも余すことなく使い、キノコたっぷり、麺つゆで和風のパスタです。

「わぁ、カフェみたいでおっしゃれ~!」

帰宅したケンジは大喜びです。

「んーーーーキノコもツナもたっぷりで、美味しい~!」

ミネストローネもうっとりする優しい味です。

「温かいスープが美味しい季節になってきたよねぇ」
「そうだな、これくらいあれば、パスタの晩飯も殺風景にはならないな」

一人で食べたナポリタン、一瞬で食い終わっちゃって、一人飯がつまんないっていうか…。
そんなことをぽつりぽつりと言っていたシロさん、あることを思い出して仕事のカバンを開けました。

「そうだ、これ!」

無造作にケンジの前に小さな箱を差し出すと、ケンジは「だめええええええ!」と叫んで飛びのくのです。
それはあの指輪の箱でした。

「シロさん!こういうのは食事の後じゃなきゃ!
もう、待って!待ってよ!後でゆーっくり堪能するから!」

ていうか、せめて気分だけでも味わわせて、彼氏から指輪をもらうシチュエーション!
こっちは“絶対渡される”って解ってて、でも知らんぷりしながら“いつ出すんだろう?”とか“どんなこと言われちゃうんだろうな?”っていう、あの感じ!やらせてよ!もう!!!

その熱弁に呆れたシロさんはまたまた能面のようになり「勝手にやってくれ!」と言って箱をカバンに放り込むのですが。

「じゅあ勝手にする!」というケンジを押し止め、結局じゃれ合ってその痴話喧嘩?は収束していくのです。

大事にするよ!

「うわぁぁぁぁぁ…シロさんありがとう!」

指にはめたそれを眺めてうっとりしているケンジ。

食後のお茶を入れて、やっと一息いれられる時間になりました。

「大好き!」
「うん」
「大事にする!」

「まぁ、一つ6万9千円もしたからなぁ。二つで14万弱だ。俺にしては、だいぶ思い切った買い物だったよ…」

シロさんも自分の左手薬指にはめて、不思議そうにその手をかざして見ていました。

「でも、指輪じゃなくって…もちろん指輪も大事にするけど…大事にするっていうさ、シロさん、大事にするよ…大事にする」

ケンジの言葉に、シロさんも小さく頷きました。

「うん」

食卓には二人の揃いのコーヒーカップ。
そして指輪の箱が白く輝いていたのです。

翌朝、指輪にうっとりして起きてきたケンジ。

「シロさん酷い!なんで指輪着けてってくれないの?」

彼の手にそれがないことに驚き、飛びついて責めますが…。

「事務所にそんなもん着けていけるわけないだろう?」
だって、それは“虫除け”の指輪だから!

「ああ…そうだったぁあああああ…」

ケンジも美容師の仕事上、原則店では着けられないのです。
家にいるときや、寝てるときだけでも、と食い下がるケンジを振り払って出勤していくシロさん…やっと通常モードに戻ってきた感じです。



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【きのう何食べた?】9話の感想

原作では新宿三丁目のデパートでシロさんは落ち着かない買い物をしたのですが。

ドラマでは小さなジュエリーショップで存分に乙女心を炸裂させていた内野ケンジ(笑)でした。

どこのショップかな?と思ったら…さすが皆さまよくご覧になっていらっしゃる。

ショップのHPはこちら

二人が選んだのはオーソドックスなデザインのペアリングでしたが。
個性的なものも多くて素敵なショップです。

表参道でロケしたようですね。

さて。

ヒロちゃん(店長)の浮気騒動はまだまだ波乱の序章でしかありませんでした。

彼の妻はエステティシャンとして本格的に働き始めるのですが。

その末にケンジの身にも降りかかってくる大きな嵐がやってくるのです。

愛されキャラのヒロちゃんですが。

長年の友達だからこそきっぱりと「完全な味方にはなれない」というケンジ。

珍しく男前なところが現れました。

が、しかし。
ここへきて、内野さんのケンジがより一層、原作を超えるキャラクターに育ってきているように感じます。

乙女なケンジ、そのしぐさも言葉も、そしてシロさんに対する愛も。

素晴らしい!のひと言です。

ケンジに対してはツンデレ的なシロさんですが。
ツンツンツン、たまにデレる、というバランスも絶妙。

小日向たちとのデート、ペアの指輪、二人で買い物…原作を追いかけている展開ですが。

この後、あのシーンまでドラマでやってくれるかな?

ここまでやったら、ぜったいこの西島シロさんと内野ケンジで「死んでもいい」のシーンまでひっぱって欲しいな!と思っています。



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【きのう何食べた?】9話の評価評判

まとめ

キリンの“一番搾り”と、事務所の若先生(チャンカワイ)が登場するコラボCMが登場するなんて!
一瞬何が起こったのかと思ってしまった。
一人でのんびり食べたい、と言う希望が思わぬ形で叶いましたね、若先生!

さて、次回はケンジの過去が垣間見えるお話です。

そして店長の妻レイコさん(奥貫香)が登場。

彼女は夫の全てを熟知していて、将来のために仕事を再開しているのですが。

そういう微妙な気持ちからも、ケンジにパートナーを大切にするよう切々と説くのです。

ケンジ、そういう一押しに揺れやすいタイプなので、シロさんの小さい会話や行いに疑心暗鬼になりがちで、逆に諍いに発展してしまいます。

そこで登場するのが仲直りの素敵なブランチ。

原作でもうっとりするような美味しそうな食卓を構成したクレープです。
真夜中に見てしまうと、まさに飯テロ。
美しくすらあります。

あと3話。

原作はまだ続いていますが。
どこまで実写で作り込んでくれるかな?

佳代子さんとこのミチルさんは結婚するのか?
志乃さんも意中の彼と…。

無理ない密度で作ってくれると嬉しいけれど、もっと嬉しいのは続編!

ファンとしては欲張りにならざるを得ない、愛が一杯のドラマです。

____あ、今気づいた!
ヒロちゃんの嫁の奥貫さん!
某家電メーカーのCMでは西島さんのバリバリ働くキャリアウーマン妻だ!
意図があるのかそのキャスティングには?!



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