2019年春ドラマ

【ミストレス】4話のあらすじ(ネタバレ)と感想「貴志(杉野遥亮)の狂おしい想い」

ミストレス~女たちの秘密~


ドラマ「ミストレス~女たちの秘密~」第4話が2019年5月10日(金)に放送されました。

それぞれに訪れた予想もしていなかったキスと、そして切り拓き、または巻き込まれていく恋の予感。

傷つき、畏れ、それでも振り払うことができない渦のような流れに、彼女らはのめり込んでいくのです。

ここでは、「ミストレス」第4話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の反応(評価評判)を紹介していきます。

ミストレス~女たちの秘密~
【ミストレス~女たちの秘密~】キャスト(出演者)紹介!長谷川京子ら4人の女性がリンクするオンナたちの本音前クールの「トクサツガガガ」や文化庁芸術祭で大賞を獲った「透明なゆりかご」など丁寧な作りでドラマ好きからの評価も高いNHKドラマ10。 ...


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【ミストレス】4話のあらすじ(ネタバレ)

凍りついた瞳

ウソをついて貴志(杉野遥亮)の誘いを断り、かつての恋人・小田切(蟹江一平)と食事をしていた香織(長谷川京子)は、二人でいるところを貴志に見られてしまいました。

「患者さんよ」という香織の言葉に、貴志は顔をこわばらせて唇を引き結んだまま立ち尽くしていたのです。

「こんな遅くまで、お仕事ですか…?」

それは、貴志に言った言い訳への皮肉でした。

「おつかれさまでした」

そう言って、貴志は踵を返していったのですが、その不穏な空気に、小田切も何某かを感じ取ったようです。

帰宅した香織を出迎えたのは、貴志から贈られた赤いバラの花。

思わず飛び出して、彼女は貴志の姿を探しましたが、貴志はもうどこにもいませんでした。

後悔、そして…

夫・悟史(佐藤隆太)の無精子症が発覚し、酷い言葉を浴びせられて傷ついた冴子(玄理)は、慰めてくれた部下の坂口(細田善彦)と成り行きで一夜をともにしてしまい、後悔を胸に帰宅しましたが。

そこに悟史の姿はありませんでした。

電話をかけても電源を切られており、取り付く島もなかったのです。

自分からのキス

友美(水野美紀)は、せっかくのデートが娘の萌の発熱でキャンセルになってしまいましたが、香織にそのことを「残念だったわね」と慰められながらも、安岡(甲本雅裕)とキスしたことを告白し、思わず笑顔になっていました。

「良かったじゃない!」

女医から女友達の顔に変わった香織は微笑んで、祝福しました。

友美にとっては7年越しの恋です。

しかも、自分からキスしたのだという友美に、まるで女子高生のようにはしゃいでしまう二人。
やっと前に進めそうな友美に、香織はほっとしていたのです。

新鮮な相手

樹里(大政絢)は初めての女性とのキスに予想を超えたときめきを覚え、その相手の玲(篠田麻里子)のことが気になって仕方がありません。

玲は婚約している女性がいるにもかかわらず、樹里にアプローチしてきたのです。

「今度、いつ会える?…なるべく早く会いたい」

そういう彼女の微笑に、樹里は逆らうすべがありませんでした。

木戸家の食堂で…

貴志の母・佳恵(麻生祐未)は夫・光一郎(橋本さとし)の遺影をみつめながら酒を飲んでいました。

その様子に貴志は不穏なものを感じていました。

大学院の準備もあるのだから、早く京都に帰りなさい____そういう母に畳みかけるように貴志は問うのです。

何か隠していることがあるんじゃないの?
どうして別荘には、いつも父さんが一人で行っていたの?

「誰にも、仕事の邪魔されたくなかったんでしょ…」

あんなに苦しんでいたこと、どうしてもっと早くに気づけなかったのか…?

「あたしを責めるの?」

貴志も、父の様子に気づけなかったことを後悔していたのです。

「今更悔やんでもどうしようもない…仕方がなかったのよ」

そういう母の言葉に、まるで父がいなくなって良かったのだとでもいう気配を感じ、貴志は大学には戻れない、というのです。

「本心ですか?」

「おはようございます」

坂口が冴子に声をかけてきました。

「きのう大丈夫でしたか?…出て行ったの、気づきませんでした」

冴子は、そんな彼に「忘れてほしいの」と言います。

同僚として、これからも一緒に仕事をしていきたいから…だから昨日のことは忘れてほしいの___坂口は「本心ですか?」と問い、冴子はうなずきます。

「俺のことをからかって、ストレス解消したんですか?」
その目は赤く、潤んでいました。

そうじゃない…そうじゃないけど…冴子は言いよどみ、言葉を失ったのです。

“妻”として、“母”として…

香織の診察室で、スマホが鳴りました。

貴志から「会いたい」というメールです。

戸惑っていると、看護師が佳恵の来訪を告げました。

そのただならぬ様子に息を詰める香織でしたが、佳恵はか細い声で「温かくなりましたね」というのです。

胸を張って、背筋を伸ばしたその姿は、精一杯の矜持でのみ身体を保っているかのようでした。

「先生、主人はこちらでどんなことを話していたんでしょう?私に言えないことも、先生には話していたんでしょうか?」

佳恵は、何かに憑りつかれたような口調で話していました。

「主人の願いは、息子に同じ建築家の道を歩んでもらうことでした。
でも貴志は大学に戻らない、というんです」

その言葉に香織は息をのみました。

「私はあの子に対して責任がるんです。
あの子を何とかしてやってくれませんか?
大学に戻るよう説得してください。
息子は先生のことを信頼しているし、先生の言うことなら聞くと思うんです」

言い募る佳恵のことばを遮ることもできないままに、香織は「わかりました」と答えるしかありませんでした。

佳恵の瞳は、どこか貴志と同じ追い詰められたような色を浮かべていたのです。

「お願いします、このままだと私までおかしくなりそうなんです…!」

メッセージ

悟史のいない部屋に帰宅した冴子に、樹里から電話がかかってきました。

「悟史さんから伝言。実家にいるから心配しないでくれ、って」

喧嘩でもしたの?と樹里は心配そうに尋ねました。

その頃、香織の携帯には貴志からのメッセージが。

会いたい…会って話したい。

黙殺しきれないままに、香織は彼を自宅に招き入れました。

この前の誘いを断ったことを詫びた香織に「あの人は誰なんですか?」と貴志は尋ねました。

「大学病院時代に付き合っていた人。とても信頼しているわ」

そう答えると、貴志は子供が拗ねたような表情を浮かべました。

香織は佳恵が来たこと、そして貴志のことで苦しんでいたことを伝えたのです。

「もっと大人になって、お母さまを支えてほしいの」

お父様のためにも、あなた自身のためにも、大学に戻るべき…そういった香織に、貴志は問うのです。

「僕が迷惑なんですか?
遠ざけたいと思ってる…怖いんですか?
確かに僕はあなたから見たら子供で、昔の恋人みたいに信頼してもらえないかもしれない。でも、きっとこの世で、一番あなたのことを想ってる…幸せにしたいと思ってる」

彼のキスをとっさに拒んで、香織は言うのです。

「私は、あなたの友人にしかなれない」

「貴女はウソばかりついてる」
そう言って、彼はそっと家を出て行ったのです。

過去と、今と…これから

友美は娘の送り出して安岡と顔を合わせ、どこかぎこちなく挨拶をかわしました。

「…はしたないことを」と詫びると、「嬉しかったです」と安岡は答えてくれたのです。

二人は、娘たちがお泊り会に出る夜に、会う約束をしたのです。

香織は慌ただしい中で小田切からの電話を受けました。

彼は仕事の誘いの話をしながらも、貴志のことを心配していました。

「よくあるだろ…クライアントが、治療者に愛情を転移させる、ってパターン」

大丈夫よ、という香織に、「困ったことがあったら電話してよ」と彼は気遣ってくれたのです。

そんなとき、香織の母が突然訪ねてきました。

小田切に何某かを頼まれたようなのです。

母は、病院を継いでくれた香織に感謝はしていましたが、彼女自身の人生も大切にしてほしい、と正直に話し、そして背中を押すのです。

「あなたがずっと一人でいるなんて思っていなかったんだもの」

香織が小田切と二人でこの病院を継いでくれたら…と彼女は夢のようなことを楽し気に語るのですが、香織は「勝手なことばかり…」と苦笑するしかありませんでした。

「家の犠牲になる必要はないわ。それに、考えてるうちに年取っちゃうんだから」

香織にとって、小田切以上の理解者はいない、と彼女は断言したのです。

精子のない男って、どう思う?

樹里は、悟史に会って、帰宅を促していました。

冴子が、戻らない彼を心配しているのだと伝えたかったのです。

そんな彼女に、悟史は言うのです。
「精子のない男って、どう思う?…旦那失格だよな」

しかし、樹里はさらりと言うのです。

逆だったら?
子供産めない女は奥さん失格?
子供がいなかったら幸せになれないのかな?

そういわれて、悟史はハッとしていました。

「一緒にいるだけで良い、っていう時があるんじゃない?」

悟史は一人で打ちひしがれて全ての不幸を背負ったような気持ちになっていたのかもしれません。

「帰ってあげなよ…大丈夫、サエちゃんはなんだかんだ言って、ちょーーーがつく旦那フェチだから!」

その夜、冴子が帰宅すると部屋にはバラの花びらと、タヒチ料理が並んだおしゃれな食卓が用意されていました。

悟史なりの、仲直りのディナーでした。

冴子は彼に泣いてしがみつきました。

「ごめん、俺、自信なくしちゃって…」

やっと、二人は気持ちが通じたのです。

女子会で…

今日は友美の家でたこ焼きパーティの女子会です。

冴子が仲直りして、樹里や香織もはほっとした顔を浮かべていました。

「結局ラブラブかぁ!」

これから不妊治療を始めるのだという冴子と悟史を気遣う三人でしたが

次の関心事は友美のキスでした。

樹里に「やるじゃん!」と茶化されて友美は照れて頬がバラ色でした。

「ねえ、今までで最高のキスっていつ?」
樹里から発せられたのは生々しい質問でしたが、友美は夫との初キス、香織は“想定外のキス”と答えました。

樹里ちゃんはどうなの?と問われ、「女の子とキスした」と告白しました。

彼女は、誰かにそのことを聞いて欲しかったのかもしれません。

友美は「キスの次はどうしたらいい?」と聞いてしまいました。

余りにそういう事から遠ざかっていて、まるで少女のように恋バナが展開していくのです。

「私から誘うのはちょっと…」

すると樹里が友美のスマホを奪って安岡にお誘いのメッセージを送ってしまうのです。

快諾の返事があり、三人で舞い上がっていると、いつもの非通知の無言電話がかかってきました。

樹里がとるとすぐに切れましたが、彼女は「私、こういうのほんっとに許せない!」とおびえる友美の代わりに憤ってくれたのです。

冴子は、やっと元に戻れるかと思った悟史との距離は、しかし自信を喪失してしまった彼がひいてしまったために、実はむしろ悩ましい状態になってしまったことに気づかされていました。

本当に求めているのが何なのか。
彼女は解らなくなっていくのです。

女を磨くということ

友美は、来るべき日にむけて樹里のアドバイスの元で、怠けていた7年間を取り戻すべく“女”を磨くことになりました。

脱毛ワックスの痛みに悶絶し、樹里のプレゼントのセクシーなランジェリーに戸惑うのです。

「え、何…これ、着るの???」

樹里はこともなく、満面の笑顔で「ムードは大切でしょ?」と言い、友美の背中を押すのでした。

冴子がぼんやりと空を眺めていると坂口が気遣いを見せてくれました。

「元気出して!…ってお前が言うなって話だよね」

「もう一回キスしてくれたら、元気出します」

俺、冴子さんに対してふざけたこと、一度もないです___困らせるつもりはないけど、なかったことには、できません。

「俺、待ってますから…」

その告白は、冴子の心に燻っていた何かに、小さな火をつけたのかもしれません。

ピュアな、恋

訪ねてくるはずの玲にドタキャンされて、樹里が落ち込んでいた頃。

友美は安岡と二人でB級のホラー映画を見ていました。

それは彼のお勧めビデオだったのです。

なんとなく、誘ってみても、彼の視線はビデオにくぎ付けになっており、どうにもいい雰囲気にはなりそうにない…ちょっと残念な空気でした。

樹里は、玲の代わりに曽我部(森優作)を部屋に招きました。

結婚を申し込んでいる彼は、初めて訪れる樹里の部屋に落ち着かない様子でしたが、クライアントとの食事を投げ出してきてくれた、という彼に申し訳ないような気持ちを抱き、…そしてそれまでに付き合った男たちにはなかった濃やかな気遣いに“きゅん”としてしまったのです。

「電話で元気がなかったから」

そう言って線香花火を買ってきてくれた曽我部と二人、ベランダで楽しんでいると「線香花火が一番好き」という共通点をみつけて、二人は笑いあったのです。

無残な失敗

友美は、安岡をリビングに残してランジェリーに着替えていると、オーブンに入れていたローストチキンが焦げていることに気づきました。

慌ててベッドカバーをひっかけて階段から落ち、そのひそやかな企みは失敗してしまったのです。

トイレに籠城して「恥ずかしくて死にそうです~~~~いい年して…みっともない…」と鼻をすする友美に、安岡は「よく似合ってた…僕だって、山ほどみっともないことしてきました」と告白しました。

本当は、ビデオを見ながらあなたに触れたかった…なのに、その勇気がなかったのだ、と。

いい年して、自分の気持ちをちゃんと伝えられないなんて、でも、貴女とは、時間をかけて、大切に付き合っていきたいんです…!

「野口友美さん!好きです…!」

トイレのドアがそろりと開き、友美が顔を出すと、安岡は優しく微笑んでいてくれました。
二人は抱き合い、自然に唇を重ねたのでした。

「私、主人がいなくなって…こういうことするの、7年ぶりなんですけど…」
「僕も、似たようなもんです…」

ぎこちなく、それでもやっと、二人の関係は始まったのです。

木戸家の食堂、再び…

香織は、木戸家に招かれて、その食卓に座っていました。

貴志がワインをグラスに注ぐ間、佳恵は「貴志が大学に戻ることになったんです」と喜び、笑顔を見せていたのです。

母に促され、貴志も「いろいろとお世話になりました」と述べました。

「頑張ってね」
その香織の言葉はどこか上滑りして心が伴わないものでしたが。

彼女を送ってきた貴志は、最後のお願いをせがむのです。

香織の絵を描きたい、と。

静香に、鉛筆が画用紙の上をすべる音がします。

その沈黙に耐えかねて、香織は尋ねていました。

「愛人探しは、どうなったの…?」

それはもう良いんです、という貴志の真意は、香織には解りませんでした。

仕上げた絵を、香織に手渡した貴志は握手をした手を引き寄せて、力いっぱい彼女を抱きしめて言うのです。

「さよなら」

重なった唇が一度離れ、しかし、離れがたく、もう一度、そして…。

彼は、ふらりふらりと歩いて去って行ったのです。
床には、彼が残した香織の肖像画が残されていました。

運命の…

朝食の準備が整ったと、悟史が呼ぶ声がしました。

しかし、冴子は洗面台の前から動くことができませんでした。

その手にあったのは…妊娠検査薬___陽性。



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【ミストレス】4話の感想

混迷の度を深めていく、という言葉がぴったりの展開で、たった50分しかたっていないのが信じられないような、まさにずぶずぶの沼にはまっていくような、そしてジェットコースターな一話でした。

香織は、かつての恋人の家で…もしかしたら自分のせいで壊れつつあるのかもしれない母と息子とともに食卓に着くという、何の罰ゲームなのか?!というシチュエーションに突入してみたり。

樹里は玲との逢瀬が叶わなかった穴埋めに曽我部を呼んでみたら、案外良い奴で、ちょっと真面目に彼に向き合うことになるのかもしれない、という予感があったり。

そんな二人とは一線を画す展開になったのが冴子と友美でしたが、それぞれは全く正反対にベクトルが吹っ飛んでいきました。

冴子は、結局一番好きだったはずの夫の身勝手に振り回されて悲しむばかり。

悟史は自分の事情にしか注意が向いておらず、いつの間にか被害者のようなポジションに収まって、無意識に冴子を翻弄しているのです。

冴子が求めているものが何なのかには、彼は実は全く気付いていない、その惨い状況の中で、坂口はまっすぐに冴子だけを見ていました。

激情だけで、離婚して突っ走ればよいというものではありませんが…それでも慰めになったのは確かです。

しかし、それだけでは片づけられない現実が冴子の足元に大きな穴を開けていました。
妊娠___この状況でのそれは、待ったなしで大きな決断を迫ることになっていくのでしょう。

そして友美と安岡の顛末は…この物語の中で、なんだか唯一ほっとする瞬間のような気がしています。

ただ、本当に安岡の気持ちが純粋なものなのか。

それとも保険金がらみで何かがあるのか…そう考えてしまう自分の心の汚れっぷりが気になったりもしますが…。

友美の周囲の母親たちの様子や、あの無言電話の正体が何なのか、まだ物語半ばで、まったくその謎が解明される気配がないので、いろいろと心配でもあり…彼ら二人と、そしてその娘たちが幸せになれたら良いなぁ、と思うのです。



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【ミストレス】4話の評価評判

まとめ

公式サイトで、香織と貴志の二人で、映画「ゴースト」のようなシーンが展開される、という情報が出ていて、「ゴースト」というとあの陶芸の、ろくろを回しながら交わされる愛のシーンだよなぁ、と思っていたら____。

静けさの中で貴志のスケッチの鉛筆がこすれる音のエロティックなこと!

このドラマの中でもっとも素敵なシーンになったなぁ、と思います。

しかし、もう一つ…今日の、トイレのドアを挟んだ友美と安岡のやり取りもまた、いい年して不器用な大人たちが、二人してぎこちなく、しかし素敵に気持ちを伝えあえた、素晴らしいシーンになったなと。

やっとまとまりかけた友美の恋ですが。

来週の予告で、彼女が呟くひと言が波乱の種を含んでいました。

「パパ…?!」
もしかして、彼は、生きていたのでしょうか___?



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