グッドワイフ

【グッドワイフ】アメリカ版と日本版の比較!セカンドシーズン(続編)への期待



「グッドワイフ」も佳境を迎え、物語はさらに混迷を極めています。

3月3日㈰放送の8話では、杏子(常盤貴子)は夫・壮一郎(唐沢寿明)の公判と、彼の不適切な関係の相手である遠山亜紀(相武紗季)との対決…そして自分を大切に想ってくれている同僚で旧友の多田(小泉孝太郎)との関係を模索し、弁護士として事務所における自らの立場を確立していくために奮闘しているのです。

今回は、ドラマ「グッドワイフ」のアメリカ版と日本版を比較して見ていきたいと思います。
また、続編への期待も膨らみます。



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アメリカ版・韓国版「The Good Wife」

このドラマには原作があります。

“The Good Wife”はアメリカで2009年に始まったシリーズで、2016年にシーズン7まで制作され、完結しています。

こちらは一話43分、1シーズン22~23話の構成でした。

また、日本と同様に2016年に韓国でもリメイクされ、60分もので16話となっており、それぞれ日本国内でも動画配信サイトで観ることができます。

いずれも人気のシリーズですので、予告などをご覧になった方もあるかもしれません。

アメリカ版は、主人公アリシア(杏子)の人生を丹念に描くことを中心に物語が進み、韓国版は、どちらかというと“杏子”を中心にしたラブストーリーとしての面から物語を再構築しているように感じます。



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日本版の現状

TBS版では、エリート検察官だった夫の収賄と不倫という二つの不祥事に見舞われて、翻弄される杏子が立ち直ろうとする姿をメインに描いています。

それを支え、仕事のパートナーとして引っ張り上げていく多田(小泉孝太郎)の淡い想いが、夫・壮一郎の保釈に伴って明確な“恋”であると自覚されるようになり、それが壮一郎に思わぬ形で露見したことから、一気にいびつな“三角関係”へと発展してしまうのです。


しかし、サスペンスな要素が強い夫の収賄事件と、日々の糧を得るために復帰した杏子の“お仕事ドラマ”という面が強調されていて、恋愛要素というのは、むしろ清廉なロマンスという印象が強い…そんな杏子と多田の関係は、夫の存在とその事件によって大きく揺さぶられていました。



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日本版グッドワイフはどこまで原作をリメイクされるのか?

アメリカ版の配信をチェックすれば、おそらく壮一郎の事件の行方がどうなるか、という部分の予想はつきます。

しかし、物語はその事件の解決が終着点ではなく、さらにその先にある家族としての問題、夫婦としての在り方、そして本格的に再開した弁護士としての仕事に生きがいを見出していったアリシア(杏子)が貪欲に邁進していく、という物語なのです。

今回、この日本版1クール10~11話で、果たしてどこまでを“リメイク”するのか?がとても気になります。

TBS日曜劇場は平均で10話、短くて9話、最近では前作の「下町ロケット」で10話に最終話+特別編という編成もありました。

話数を10話にして、9話・10話に15~30分程度の延長を加える場合もあります。

ある程度そこで尺を確保したとしても、完結した作品のエッセンス、そして最初に撒いた種をすべて回収できる見込みは、期待できなさそうです。

壮一郎の事件は解決するのか

アメリカ版では、彼は返り咲いてきっちり出世しています。

ということは、今期の結末までに社会悪はあぶりだされ、彼はヒーローとして祭り上げられる可能性が高いと考えます。

その先で、夫婦として、家族として杏子と壮一郎がどう再生していくのかがアメリカ版の大きなポイントとなているのですが、あと3~4話でそこまでもって行けるか…無理じゃないかなぁと思ってしまうのです。

円香ミチルは何故検察庁を追われたか

一話の最後に杏子に突き付けた円香の爆弾___壮一郎のもとで三年働いてクビになった、ということの顛末は、実は殆ど語られていません。

彼女が時折情報のやり取りをしている検察官の戸梶涼太(中林大樹)との会話に少しだけ過去の様子が匂わされているくらいです。

そんな彼女の前に、8話ではダークサイドの雰囲気を漂わせた怪しげな男・木内(丸山智己)が関わってくる模様です。

そこに、何某かの事情を知る脇坂(吉田鋼太郎)が介入してくる様子が見られ、興味をそそられます。

多田の想いはどこへ…?

アメリカ版では、アリシア(杏子)とピーター(壮一郎)は元鞘に収まり、しかし離婚を経て、仕事上のパートナーとしての関係は完全に切れることはないのです。

ウィル(多田:小泉孝太郎)は、アリシア(杏子)への想いを抱えながら、しかし“最善は彼女の選択次第”という、一歩下がったポジションをキープし続けました。

ということは、最終回までに、離婚して多田とともに生きていく、という選択肢は難しそう。

多田とは、公私の別をきちんと弁えたパートナーという感じになっていくのかなとも思ったのですが。

アリシアは夫に裏切られながらも家庭を捨てきれませんでした。

子供たちの生活・人生が大切なのは勿論ですが、自らの母親が自由人で、家庭よりも女性としての生き方を優先したという過去があったから、という流れがありました。

そういえば、日本版では杏子の親は情報としても登場していませんでした。


結婚し、40代にもなると、身動きが取れなくなる…堅実過ぎる生き方を選択してきた裏側にはそんな理由もあったのだ、という説得力のある設定でした。

6~7話で杏子のために「やるときゃやる!」という煮え切った表情を見せ、壮一郎に対しても宣戦布告した多田でしたが、その本質的なやさしさが邪魔をして押し切れないままにラストを迎えてしまいそうです。


誰が見ても、多田の方が杏子を大切にしてくれるのでは、と思いそうなものですが。

そう一筋縄ではいかないところが大人の物語なのでしょう。

日本版のキャラクターの作り込みは素晴らしい!

アメリカ版と比較してみると、カリンダ=円香(水原希子)やダイアン=神山(賀来千香子)のキャスティングに納得します。

彼女らの存在感はドラマに膨らみを持たせ、また牽引力を発揮して物語を動かしていくのです。

実は___アメリカ版のシーズン7(ラストシーズン)の終盤で、登場人物全てにかかわる大変な悲劇が起こります。

その時にみせたカリンダとダイアンの振る舞いと気遣い、アリシアに見せたパートナーシップは素晴らしかった…!

それを、円香と神山の二人に置き換えた時に「どうせなら、日本版でここまでやって欲しいな」と思ったのです。

ことにダイアンの芝居は、ボスとして事務所を率いている強さと、細心な気遣いのバランスが絶妙でした。


それを見たうえで日本版のキャスティング担当者が神山に賀来さんを指名したのであれば、その部分をきちんと見せないのは勿体ない。

しかし、それまでの流れをすべて突っ込んであと3~4話で終わるのはおそらく難しいでしょう…。

続編?もしくは劇場版?

優れた原作があるのですから、日本版の良さをすべて突っ込んだうえで、壮一郎の事件をひとまず決着をつけたうえで、杏子の人生を改めて考えるためのセカンドシーズン、という選択肢がないものか、と期待してしまうのです。

日曜劇場でセカンドシーズンというと、ドラマとしてのカラーはずいぶん違いますが、弁護士ドラマで松本潤さん主演の「99.9-刑事専門弁護士-」があります。

2016年4月期のドラマで10話。

しかし主人公の生い立ち、そして父親の事件の詳細の解明には至らず。

2018年一月期に9話ですべての伏線を回収して物語を完結させたのです。

また、2014年一月期の「S-最後の警官-」は全10話に一年後の劇場版を製作し、一応の決着を見たという経緯があります。

丁寧に作るのであれば、ぜひ同規模のセカンドシーズンを。
もしそうでなくても、劇場版やスペシャルドラマというスタイルはないものか?!

ファンとしては、ここまで盛り上がりを見せている作品を、お茶を濁したように終わらせて欲しくはないのです。



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