グッドワイフ

【グッドワイフ】パラリーガル・円香ミチル(水原希子)のお仕事とは?



常盤貴子主演の弁護士ドラマ「グッドワイフ」で水面下の情報戦を制している“パラリーガル”の円香ミチル(水原希子)。

殆ど笑顔を見せることのないクールビューティな彼女は多岐にわたる人脈を構築し、そこから膨大な情報を収集して事務所が扱う案件について有利な流れを引き寄せる、得難い人材です。


ここでは、彼女のお仕事“パラリーガル”について考察してみましょう。



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“パラリーガル”って何?

日本でその職種が話題になり始めたのは、そう古い話ではありません。

仕事の内容としては弁護士の下で法律業務を補助するアシスタントという位置づけです。

アメリカでは専門職として認められるている分野ですが、日本では法的な制度はまだありません。

法律事務所でパラリーガルの実務を積みながら司法試験を受ける人や、司法書士を目指す人もいるようです。

日本のドラマでパラリーガルが話題になったのはTBS系の「99.9-刑事専門弁護士-」の明石達也(片桐仁)やフジテレビ系「SUIT」の聖澤真琴(新木優子)などでした。

事件の再現や綿密な調査、裁判の勝敗を覆す小さな証拠までをくみ上げるその姿には胸を打たれ、また笑いを誘われました。

しかし、「グッドワイフ」における円香の存在は少し異色です。

彼女の前職は検察事務官。

杏子(常盤貴子)の夫で元東京地検特捜部長だった蓮見壮一郎のもとで勤務していた、というのです。



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検察事務官とパラリーガル

日本でもっとも有名な“検察官ドラマ”というと、フジテレビ系の「HERO」でしょう。

型破りな検察官たちに付き従い苦労していた雨宮舞子(松たか子)や麻木千佳(北川景子)らといった検察事務官の姿は多くの方の記憶に残っているはずです。

最近では映画「検察側の罪人」では橘沙穂(吉高由里子)が沖野検事(二宮和也)の下で働きながら、じつは検察内部の暴露本を書くために公務員試験を受験して潜入している、という設定でした。

そう、検察事務官は公安職と呼ばれる国家公務員なのです。

その採用試験は、

・国家公務員一般職大卒程度(旧国家Ⅱ種)
・同高卒程度(旧国家Ⅲ種)試験

の合格者の中から、更に各検察庁単位で採用を実施している、とのことですが。

実際にはかなりの狭き門です。

合格してからも厳しい教育を経て、検察官の仕事全般をサポートする激務と言われています。

検察事務官とパラリーガル___法廷で対決する立場ではありますが、やっていることは殆ど同じことなのではないでしょうか。

円香は、そんな検察事務官として壮一郎の下で三年間働いて「クビになった」と杏子に言ったのです。



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円香ミチル(水原希子)の過去に何があったのか?

検察事務官をクビになった、という円香の言葉は衝撃的なものでしたが。

もしそれが懲戒免職であったなら、いくら有能であったとしても神山・多田法律事務所のような大規模なファームには採用されないはず。

過去、壮一郎らの捜査に支障をきたす何かがあって、円香は自主的な退職を求められる経緯があったのではないか、と推察します。

円香が検察事務官を志した理由や、東京地検を追われてもなおパラリーガルとして法曹界に関わって働いているその意図はほとんど描かれてはいませんが、今では多田(小泉孝太郎)や杏子らは彼女無しでは裁判に立ち向かうこともできないのではないかというほどの活躍ぶりです。

その経緯はどうあれ、古巣の検察庁の中にまで人脈を持ち、まるで司法取引のように重要な情報をやり取りしていく様は痛快ですらあります。

円香が杏子らとともに働いていることを壮一郎は知っているのでしょうか。

杏子が神山・多田法律事務所に勤務するようになるのは偶然ではありますが、その流れは運命的ですらあるなと感じています。

ポーカーフェイスの裏にあるもの

円香は殆ど表情を変えません。

唇を引き結んだまま、薄く上目遣いに相手を見るその表情は睥睨と言っても良いほどです。

役に立たない友達もいらない、と言い切る彼女は、恐らく相当の苦労を重ねてきたものと思われます。

しかし、彼女が“友達”と認めたメンバーはそれぞれの技能に長けたスペシャリストばかり。

中には検察官まで持ちつ持たれつの関係を維持しているところが凄いです。

情報を取るためにはほぼ手段を選ばず。

表には見えないネットワークを駆使してバリバリと働いています。

朝飛(北村匠海)のアプローチには取り付く島もない円香ですが。

業務であれば話は別で、共に同じ目標をクリアするためには努力を惜しみません。

多田もその働きを認めるゆえに、給料のベースアップにも前向きに応えようとしていました。

そんな円香は、杏子の奮闘ぶりや、過去を吹っ切った姿に少しずつ心を開き、飲みに誘うようになりました。

オリジナル版のアメリカバージョンでは、かけがえのないパートナーとして、そしてまさに“友人”として、互いの存在を認め合うまでになっています。

ファッションやその立ち位置までを見事に再現している日本版のキャスト陣ですが、どんな結末をみることになるのか。

それが彼らにとって幸せなものになってくれているといいな、と思っているのです。



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